こんにちは、くどうです。
今回は部下から信頼されない上司の特徴について解説していきます。
部下から全く信頼されている感じがしない!部下から話しかけてきたり、相談にきたりすることが全くない…このように悩むときってありますよね?
ちゃんと的確な指示も出しているのになぜ信頼されている感じがしないのか?と考える人も多いと思いますが、実は部下からの信頼を獲得するためには自信をスキルを磨いたり、そのスキルを部下にアピールすることよりももっと重要なことがあります!
そして信頼されない上司にはある共通した特徴があるのでまずは、その特徴を予め知る必要があります。
この特徴さえ理解してしまえば、無駄な労力を使わずに、部下から信頼されるようになるのですが、これを知らずに損をしている人も多いです。
そこで今回は部下から信頼されない上司の特徴を3つ解説していきます。
今回の記事を読むことで
1、信頼される2つの条件を理解した上で、
2、3つの特徴と今すぐできる対策を知ることができますのでぜひ最後まで読んで行って下さい。
Contents
部下から信頼される条件
それではまず初めに部下から信頼される条件についてお話しします。
7つの習慣で知られるフランクリンコヴィージャパンの副社長、佐藤さんによると信頼は次の4つから構成されていると言います。
まず1つ目は結果です。これは今までの実績やキャリアなどのことで、その人の能力に属する構成要素です。
2つ目は力量です。これは知識やスキルのことで、この力量もその人の能力に属する構成要素になります。これら2つの要素は表面的なものなので分かりやすいですよね。
一方で3つ目は意図です。ちょっと分かりにくいですが、これはその人が大切にしている価値感のことです。部下に、自分が大切にしている価値観が伝わっていればいるほど信頼されやすいです。
そして最後の4つ目は誠実さです。これは簡単に言うと、有言実行している姿のことになります。この意図と、誠実さは結果や力量の「能力」とは対照的でその人の人格に属する要素になります。
もちろん、結果とか力量があった方が部下から信頼されるわけですが、佐藤さんによると信頼の根底を支えるのは結果や意力量ではなく、意図と誠実さにあると言います。確かにどんな価値観を大事にしているのか?あるいは有言実行ではない姿を見てしまったら、仮にその上司にに高い能力があっても、信頼する気にはなれないですよね?
ですので部下から信頼される条件の1つ目は意図と誠実さをしっかり部下に伝えることにあります。
そして2つ目の条件は自分から先に部下を信頼することです。これは感覚的にも分かりやすいかと思いますが、自分のことを信頼してくれてないと感じる上司のことを一方的に信頼する気にはなれないですよね?
ですのでまずは自分から先に部下を信頼しないと信頼関係は絶対に生まれません。
部下を信頼せずに自分の信頼だけを得ようとするのはただの部下への依存になってしまいます。信頼を構築するには相手を頼る依存ではなく、自分のことは自分でできる自立を更に超えてお互いが協力し合える相互依存の状態にならないと生まれることはないんです。
ですのでまずは自分から先に部下に信頼を置く必要があります。
これらのことを一度まとめておきますと、部下から信頼される条件としては
1,自分の価値観と有言実行する人物であることを部下に使えること、
2,自分から先に部下のことを信頼すること
この2つが必要になる!と言うことをまずは頭に入れておいて下さい。
部下から信頼されない上司の特徴
それでは早速、部下から信頼されない上司の3つの特徴と今すぐできる対策を紹介していきます。
言動に一貫性がない
まず1つ目の特徴は言動に一貫性がないことが挙げられます。
もしあなたの言動に一貫性がないとあなたの大切にしてい価値観が部下に全く伝わらなくなります。さらにこれだけではなくこの上司は有言実行しない人!という印象が強くなります。
ですのでたとえあなたの実績とかキャリア、知識、スキルが高くても信頼関係の根底を支える意図と誠実さが全く部下に伝わらなくなってしまうので決して信頼されることはないです。
例えばあなたの上司が新規の取引先の打ち合わせに行って、製品の仕様や取り扱いについて先方のお客さんと取り決めをして来ました。あなたはその上司の指示通りに仕事をしていたとします。
そこで少し時間がたったところで上司がなぜこんな手間なことをしているのか?と言ってきたらどうですか?おそらくあなたは言動の一貫性がないことに気づき、その上司のことを信頼できなくなるのではないでしょうか?
まあこれくらいは気をつければなんとか回避できるかもしれませんが、次のケースではどうでしょうか?
上司がチームのメンバーに対して今年は事業化に注力する!という方針を伝えたとします。その話を聞いてメンバーは一生懸命、事業化に繋がる実践的な仕事をコツコツとしています。
しかしその1年後に今年は事業化ではなく、事業のタネを蒔く年にしたいと思います。事業のアイデアを沢山考えてダメなモノを切り捨てられるように多産多死をやって行きましょう!と全く異なる方針が伝えられました。
おそらく先ほどと同様にしてあなたは言動の一貫性がないことに気づき、その上司のことを信頼できなくなるのではないでしょうか?説明している上司からすると外部環境が変わったから方針を変えたんだ!と言いたいのですが、聴いている側からすると言っていることが前と違う!言動に一貫性がない!と感じてしまうものです。
ではなぜこのようなことが起こるのか?と言うとそれは部下に価値観をが共有されていないからです。もしその上司の価値観が十分に部下に伝わっていれば方針が去年と違っていても受け入れられるはずです。
ですので言動に一貫性がない!と部下に思われてしまう本当の問題点は価値観が共有されていないことにあります。
以上のことから、必ず部下と自分の価値観を共有できる場を頻繁に設けるようにしてみて下さい。
言動が変わることが悪いのではなく、あなたの行動の軸になっている価値観を共有できていないことが本当の問題点ですから、予めお互いの価値観を共有できていれば「この人、一貫性ない!」と思われなくなります。
部下の話を聞かない
続いて2つ目の特徴は、部下の話を聞かないことが挙げられます。もしあなたが部下の話を真剣に聞かないと、必ず部下は自分のことを信頼されていない!と思います。
冒頭で言ったように信頼関係は相互依存の状態になって初めて生まれるモノですので、部下の話を真剣に聞いて、「私はあなたのことを信頼している!」ということを相手に伝えられないといくらあなたの仕事の能力が高くても部下から信頼されることはないです。
この部下の話を聞かないと言うことに関しては、自分はそんなこと大丈夫!ちゃんと部下の話を聞いている!と思っている人でも、部下からしたらこの上司、全然自分の話を聞いてくれない!と感じてしまうシーンは沢山あります。
例えば部下からプレゼンの相談を受けて、面談室で次回のプレゼンはこんな感じにしたいと思っています。ます初めにこのスライドを持ってきて…と説明している途中にここはもっとこうした方がいいよ!と口を挟んでしまうケースです。
これは上司からしたらよかれと思ってアドバイスをしているつもりなんですが、これが裏目に出てしまっています。部下からすると自分から話をしにきたのに途中で口を挟まれるだけで「話を聞いてもらえていない…」と感じてしまうものです。
もちろんアドバイスを上げて部下をスキルアップさせたい!という気持ちは間違っていませんので、この場合は一切の判断を先送りにして、とにかく、面談の最初の1/4くらいは部下の話を聞く、つまり傾聴することに徹してみて下さい。傾聴した方が信頼関係を構築しやすくなります。
このことは実際に世界最大級の総合人材会社のマンパワーグループの調査によって実証されており、上司を信頼する理由を答えてもらうアンケートの結果、なんと第一位は部下の話を真剣に聞く という回答でした。
ですので信頼関係を構築するには、しっかりと相手の話を聞いたうえでアドバイスをすることが必要になります。
以上のことから、もしあなたの部下が話をしてきてくれたらいったん、口を挟むこと先送りにしてこれは信頼関係を構築するチャンス!と捉えて、もっと話を聞かせてくれる?と言ってあげて下さい。
真剣に話を聞いてあげることでこの上司は自分のことを信頼してくれている!ということが伝わるはずです。
裁量のある仕事を任せない
最後の3つ目の特徴は裁量のある仕事を任せないことが挙げられます。もしあなたが部下に裁量のある仕事を任せないと、部下は自分のことを信頼されていない!と感じます。
先ほどと同様にして信頼関係は先に自分が相手を信頼しないと構築できないので、こちらから裁量のある仕事を任せて、「私はあなたのことを信頼している!」ということを相手に伝える必要があります。
ただ実際に裁量のある仕事を任せてみよう!と言ってすぐに実行できる人はそう多くないです。
そう感じた場合はスマートトラストを意識するとイイです。スマートトラストとは縦軸に信頼性、横軸に分析力をとって信頼の形を4つに分類したものです。
例えば分析力が高くて信頼しようとしない傾向にある人は“疑念”に分類されます。この場合は「人を頼らないと勿体ない」と少しだけ考え方を変えるとスマートトラストに移行しやすくなります。
一方でどんな人でも信用してしまう傾向にある人は盲目的信頼に分類されます。この場合はどんなリスクが潜んでいるか?具体的に考えることでスマートトラストに移行しやすくなります。
このように考え方を少しでいいので変えてスマートトラストに移行することを意識すると部下に裁量のある仕事を任せやすくなります。
そして初めは緊急性の低い仕事を選んで任せるようにしてみて下さい。いきなり緊急性の高い仕事を裁量を持たせてしまうとそれは単なる無茶ぶりになってしまうので、そこは注意して下さい。そして部下が仕事を遂行したら必ず承認してあげることを忘れないで下さいね。
例えば仕事を部下に任せるときに次回の事業提案のプレゼン資料、このレジュメ通りに作って、明後日までにオレに確認とってから送付してね と言われたら部下は信頼されていないと感じるものです。
一方で次回の事業提案のプレゼン資料、ぜひ○○さんにお願いしたいと思っているんだけどどうかな?当日のプレゼンもやってみない?と裁量を持たせて任せてあげれば部下は、最近、信頼されてきている!という気持ちになります。
このようにしていきなり社外との折衝を任せてしまうとリスクがあるし、無茶ぶりになる可能性もあるので、まずは社内の仕事から裁量を持たせて任せることをお勧めします。
そして任せた仕事が完了したら○○さんががやってくれたから次のチャンスに繋がったよ!」とか、○○さんのおかげでスムーズに進んだよ!結果やプロセスを必ず承認して下さい。
どんなに小さなことでもいいので仕事を任せて、承認してあげれば部下は成功体験を積むことができます。そしてこの成功体験を積ませてあげるとあなたと部下の間に強力な信頼関係を構築することができます。
この成功体験を積ませることの重要性をある健康ビジネスから学んでみましょう。
米国のホビットという企業が糖尿病の人を対象にDNA検査と採血からダイエットのアドバイスをフィードバックするビジネスをスタートさせました。DNA検査までやってくれるのでなんだか期待できそうですよね?
しかしこのビジネスは顧客から信頼を得ることができずに2019年にサプリメント会社に買収されてしまったんです。
一方でリボンゴという企業は採血結果を基にヘルスコーチが日々のコミュニケーションの中で単なるアドバイスではなく、小さな成功体験を積ませる というビジネスをスタートさせました。
その結果、売上と顧客数は爆発的に伸び顧客からどれだけ信頼を得ているかを測る指標であるNPSというものがあるんですが、これがNetflix並みに高いんです。
この2つのビジネスから単なるアドバイスではなく成功体験を積ませることが人間から信頼されるカギだと言うことが学べますね
以上のことから、部下のスキルを考慮し、そして緊急性の低い仕事を選んだ上で裁量のある仕事を任せてみましょう。そして必ず承認することも忘れないで下さい。この一連のプロセスによってあなたと部下の信頼関係を構築することに繋がります。
以上の部下から信頼されない上司の特徴を1つずつで大丈夫ですので理解して、正しい対策をあなたの日常に取り入れてみて下さい。
人間関係はスキルさえ学べば上手く行く!
それでは最後に人間関係はスキルさえ学べば上手く行く!というお話をします。
人は誰しもが、一度は職場の人間関係で苦労し、仕事で成果を出せない…と悩むものです。そこで多くのビジネスパーソンは人間関係が上手く行かないのはセンスとか才能がないせいだと考えてしまいます。
しかしそれは間違いで、人間関係が上手く行かない原因はコミュニケーションのパターンを知らずに戦ってしまっているだけで決してあなたのセンスや才能がないせいではないんですね。ですのでまず自分のせいにする前に正しいコミュニケーションを実行するための勉強が必要になります。
今回お話した部下との信頼関係の構築も全て、パターン化されたコミュニケーションがベースになっています。ですので、センスに頼ったりせずとも勉強すれば、結果はついてきます。
この正しいコミュニケーションスキルとこうしてコミュニケーションの勉強をする諦めない気持ちさえあれば、職場の人間関係は得意にさえなります。
もしあなたが本気で良好な人間関係を手に入れたいと考えているならば何となく自己流で頑張る前に一度、冷静にコミュニケーションを勉強する!と言うことを行ってみて下さい。
人間関係とかコミュニケーションスキルと言うと経験や感覚に頼ったもののように思われがちですが、実際はパターン化されていて正解不正解がはっきりしています。
ですので、その場で考えても正解にはたどり着けません。逆を言えば予め勉強さえしておけば人間関係を改善する事はそこまで難しくないです。
部下から信頼されない上司の特徴まとめ
それでは、本日のまとめです。今回は部下から信頼されない上司の特徴を3つ解説しました。
3つの特徴としては、
1,言動に一貫性がない
2,相手の話を聞かない
3,裁量のある仕事を任せない
この3つを紹介しました。部下から話しかけてくれない、なんか信頼されている感じがしない!と悩んでいた人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■今回の記事を読んで、成果を出す職場の人間関スキルを体系的に学びたい!と感じた場合は、
『アドバンテージゲーム』という
①タイプ別コミュニケーションスキル
②自然と相手を動かす傾聴スキル
この2つを学び、職場で信頼を勝ち取り、成果を出すことを目指す会員制オンラインサイト『アドバンテージゲーム』
を運営していますのでご検討下さい。
このアドバンテージゲームは、世界中の研究機関のコミュニケーションに関する論文や専門書から要点だけをまとめ、実際に私自身も効果を試すことで、実践で使える知識にカスタマイズした独自の手法を使ったものです。
そしてこのオンラインサイト『アドバンテージゲーム』は
①人望がないから成果が出せないと思い込んでしまっている人、
②昔からコミュニケーションのセンスがない…ということを理由に諦めかけてしまっている人、
③トライしても空回りしてしまうと諦めかけてしまっている人に、
【パターン化されたコミュニケーションさえ学べば仕事での人間関係は得意になる!】
ということを知って欲しいと感じて運営をスタートしました。
このオンラインサイトになんだか興味が湧いてきたな!と感じた方は、下記の公式LINEに
「アドバンテージゲームの詳細を希望します!」
とメッセージを下さい。
アドバンテージゲームの詳細動画を無料でプレゼントいたします!
それでは最後まで読んで頂きありがとうございました!
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■